7月25日(土)に旭川で開催された、TechRAMEN 2025 Conference にコアスタッフとして携わりました。また、スタッフとしてのパネルディスカッション登壇と、プロポーザルを採択いただき5分間のLTもしてきました。
春先から準備を進めてきたカンファレンスが無事開催され、ほっとしながらも、本当に終わってしまったんだなとすこし寂しい気持ちです。
開催当日のことや、初めてのカンファレンススタッフがどうだったのかについて振り返ります。
- パネルディスカッション ゆるいエンジニア相談室 ~あずましいエンジニア人生のおくりかた~
- LT登壇 オホーツクでコミュニティを立ち上げた理由―地方出身プログラマの挑戦
- 初めてのスタッフ業はどうだったか
- その他
- 昨年のTechRAMEN 2024 Conferenceとの比較
- さいごに
パネルディスカッション ゆるいエンジニア相談室 ~あずましいエンジニア人生のおくりかた~
パネルディスカッションに、司会のみょう(@myou_it)さん、同じくパネラーのかげろん(@shade4827)さんと登壇し、ゲストの神崎 善司(@zenzengood)さんと米内 貴志(@lmt_swallow)さんに壇上で様々な相談をさせていただきました。
昨年同様、司会がリアルタイムに参加者のポストを拾いながらテーマを選定するという、参加型のパネルディスカッションでした。当日リアルタイムに投稿されていたポストをまとめたので、こちらを見ていただくとわかりやすいと思います。
用意していた8つのテーマの中から以下の5つについて話しました。
- 技術そのものに楽しみを見出したきっかけ
- 自身の課題との付き合い方
- 都会に住み続けないで強くなる方法
- 承認欲求や劣等感
- 拠点を都会または地方においたきっかけやそれに至るまでの経緯
これらのテーマについてそれぞれ、かげろんさんか私からお悩みの背景を説明し、ゲストのお二人に回答してもらうという形でした。
登壇して感じたこと
登壇して感じたことは、お二人とも、私とは立場も経歴も違うのに、理解しようと質問をしてくれたりと歩み寄って下さっていたように感じました。投げっぱなしのアドバイスではなくて、同じ目線で一緒に考えてくれるような暖かさがありました。
例えば、「技術そのものに楽しみを見出したきっかけ」のテーマで、神崎さんが初っ端から「プログラミングが楽しいと思えないといけないと思うと苦しくなるのでは?人生の中でいろんなことに楽しさは見出せる」と仰られたこととか、
「都会に住み続けないで強くなる方法」のテーマで、神崎さんから「地方の方が生活が豊かですよ」、米内さんから「住みたいところに住む、っていう意思がもう既に強い」と言っていただいたこととか。
これまで逆境だと思っていたから頑張って立ち向かっていたことが、急に追い風に感じて逆に戸惑うような場面も多々ありました。
昨年は参加者としてパネルディスカッションを見ていて、ないないづくしの地方企業という逆境の中立ち向かっていくにはどうしたらいいかを考えていました。それが今年は、また雰囲気が変わって、今の方向のまま頑張っていけばいいんじゃないかと背中を押してもらい、呪いを解いてもらえたような気持ちになりました。
参加型によるたくさんのn=1
実は、パネルディスカッションの準備段階で、「パネルディスカッションをきっかけに参加者もみんなであずましいエンジニア人生について振り返って、答えが1つにまとまらないで散らかったまま終わるといいよね」という運営側のねらいがありました。
実際、当日のパネルディスカッション中は、タイムラインで思い思いの話をしてくれる参加者の方がたくさんいらっしゃいました。
- 同じ目線で共感したり、自分はどうだったろうと振り返る声
- 指導者の立場として自分なら同じような若手の悩みにこう助言するんじゃないかという声
- 答えは出ずとも自分なりに聞きながらこう考えていたという感想
- 会社経営者としてこういった悩みを生まないような会社について考える人
- 考えた上で自分なりにあずましい落とし所を見つけている人
こうして、登壇者の神崎さんと米内さん、一緒に登壇したみょうさんとかげろんさん、参加者の方のXの投稿、開催後の感想ブログ、口頭でもらった感想などから、たくさんのn=1が知れたことで、自分と比較しながら考えられる機会となってとてもよかったなと思います。
また、私はフィードバックが来るまで、緊張してて見るに耐えない感じじゃなかっただろうか…とか、ちゃんと深掘りきれなかったかも…と反省しかなかったので、ブログなどのフィードバックを見て、参加者の方にとっても良い時間になったのではないかということがわかり、ほっとしました。そして、参加報告ブログを見て再度勉強になっています。
人生はキャリアだけ切り離すことも難しく、答えのない悩みがこれからも出てくると思いますが、うまく付き合って、自分なりに落としどころを見つけてあずましく過ごしていきたいと思います。
LT登壇 オホーツクでコミュニティを立ち上げた理由―地方出身プログラマの挑戦
登壇のきっかけは、プロポーザルを書く会 でのえび(@025cm)さんとの会話からでした。プロポーザル応募が初めてな上に、技術的に話せることもなく何も浮かばなかったのですが、えびさんから「力強くコミュニティ活動をしているように見えるので、どうしてそういう行動ができるのか気になる」ということを言っていただいて、そのテーマで応募してみることにしました。
その結果、採択いただけて5分枠のLTで登壇することになりました🙇プロポーザル採択チームのスタッフだけで採択会議をしていたので、何も知らず採択メールが来てびっくりしました。
当日の発表は、Canva というオンラインツールを使用したのですが、会場の回線が不安定で、一部の画像が表示されなかったトラブルがありました。見えないと内容が伝わらないような画像はちゃんと表示されていたので、セーフだったかな…と思っています。
オンラインツールの怖さを経験して、いい勉強になりました。PDFでも資料を用意して、どちらでも発表できるようにしておいた方がいいなと思いました。
初めてのカンファレンス登壇でしたが、自分としてもコミュニティ活動を振り返るきっかけになって、向かう方向を再確認できて、このテーマで登壇できてよかったなと思いました。
初めてのスタッフ業はどうだったか
コアスタッフをすることになった経緯
昨年 TechRAMEN 2024 Conference に参加したことをきっかけに、旭川の ゆるい勉強会 の方々と知り合ったのが発端です。技術コミュニティが好きなことと、いち地方在住のエンジニアとして 開催趣旨 に共感するところも多く、何かお手伝いできることがあればさせてもらえないかと相談して、スタッフをさせていただけることになりました。
昨年のブログを見返したら、来年参加する頃には今より成長できてたらいいな〜とか呑気なことを言っていて、当時スタッフをすることになるとは夢にも思っていなかったな、と思いました。
準備期間
キーノート調整
キーノートの米内さんと事務連絡や、後述するキーノート雑談会についての連絡を担当しました。
キーノートの雑談会をしてその様子をブログにするといいのではないかという、実行委員長のとみお(@tomio2480)さんのアイデアにより、キーノート雑談会をすることになりました。米内さんとスタッフでオンラインでお話しましたが、こんな良い話聞いていていいのだろうか…と思いながら参加して、とても贅沢な時間を過ごしました。
本当は全ての内容を記事に書きたかったのですが、本祭当日のネタバレにもなり得るので、自分の感想を交えた形でまとめました。長時間の濃い話をこのボリュームに収めるのに苦労しましたが、スタッフ特権で貴重な経験ができたなと感じています。
それでも記事にもだいぶ良い話を盛り込んでいるので、読んで頂けたら嬉しいです!
当日の米内さんのキーノートの情報も以下に添付します。
パネルディスカッション準備
一緒に登壇するかげろんさん、司会のみょうさんと、テーマの案を練ったり、その背景となるような自分たちのエンジニア人生について振り返ったりしました。
パネルディスカッションに登壇するとなると、自分なりの現時点での考えを話せるようにまとめる必要があり、エンジニア人生に関してたくさんのことを考えさせられました。スタッフの方々の様々な背景や考え方も聞いて、準備中の時点ですでに、視野が広がったような感覚がありました。
甘いもの紹介note
5月に開催された ゆるい勉強会@25初夏 につめたいうどん(@udon_asw)さんが来て下さった際に、旭川の甘味処をお探しだったのでお伝えしました。その際、旭川の甘味処情報、まあまあ知っているかもしれない、と思い、公式ブログで甘味紹介記事を書きますと宣言しました。
6月に会場の下見でスタッフで集まりがあった時に、甘いものの現地調査をしました。調査に回りきれなかったお店は、旭川に住んでいた時に撮った写真を使いました🍰
当日の様子
ゲスト対応
ゲストが到着した際の会場までの案内、昼食などの事務的な案内を担当しました。
タイマー係
登壇者に「あと⚪︎分」をアナウンスする係をしました。
司会進行
登壇者への繋ぎの部分の司会を担当しました。
撮影班の仕事
カメラを所持しているスタッフで撮影を担当しました。

撮影担当の腕章
手作りの写真立てとカニの爪
オホーツク要素として飾るために持っていきました。スタッフの人たちが手にはめて楽しそうにしていました。

ノベルティ・名札
キーホルダーは参加者全員、クリーナーは登壇者に配られました。鞄にしまった時に外袋がしわしわになってしまいましたが、この日のことが思い起こされる思い出の品です。


Zeppのドリンクホルダー
スタッフ業があって荷物のところになかなか戻れないんじゃないかと思い、持っていきました。小さいサイズのペットボトルの水を腰につけて持ち運んでいましたが、とても便利でした。

振り返って
スタッフDiscordに参加して担当ごとに準備を進める形でしたが、担当業務が振られる前から、昨年スタッフをした方々が昨年と同様の部分は動き始めていて、自律的で凄いと思いました。自分もどこか役に立てるところはないかとDiscordを眺めては考えていたのですが…スタッフの方々の間で長年の関係性はあれど、あのチームワークと動き方を見られてとても勉強になりました。
当日は、初めてのカンファレンススタッフでちょっと張り切りすぎたかもしれないと思いました。カンファレンスの後半に登壇を2つ控えていたのもあって気が気じゃなかったため、シフトの合間で暇があれば登壇資料に目を通していました。そのため、セッションがほとんど聞けませんでした。
次にカンファレンススタッフをする際は、スタッフ業と自分がカンファレンスを楽しむことの両立を目指したいです。
パネルディスカッションが終わってほっとして、懇親会には気楽に参加できて、ようやく周りが見えた時、参加者の方々がそれぞれに笑顔で会話している光景を見て、とても嬉しかったです。
そういう場を作ったチームの中にいられたんだなと思い、本当に貴重な経験ができたんだと実感しました。
その他
交流
- 聞けなかったセッションの登壇者の方からお話を聞けた
- 昨年知り合った人とまたお会いできて、覚えていてくれて嬉しかった
- 昨年のハンズオンで教えていただいた岡野さんも覚えていて下さって、プログラマ2年目になったことを伝えたら、がんばれーと言ってもらえたのが嬉しかった
- オンラインで一緒に準備していたスタッフの方々と当日やっと会えたのも嬉しかった
米内さんと神崎さんのサイン本
カンファレンスでサインをもらうという文化をRubyKaigi 2025で知った私は、またサインをもらってきました。こうやって貴重な機会だからと本を買っていくと、読むべき本が増えていきます。ちゃんと読みます。

カンファレンスネイル
人生初のジェルネイルをしました。今年の ホームページ のデザインは制御盤モチーフだったので、ネイルも合わせて制御盤要素を入れたのですが、スタッフにすら誰にも伝わってなかったことが現地で判明しました😇
制御盤の扉の外側にあるボタンやランプ、内側の配線など、検索した画像を見ながらデザインを考えてみました。
今週末にはオフしてしまうのですが、カンファレンスネイルを落とすと本当にカンファレンスが終わってしまう感じがしますね。逆にオフするまではカンファレンスの余韻期間という感じがしました。

昨年のTechRAMEN 2024 Conferenceとの比較
自分語りになってしまいますが、人生で初めて参加した中規模以上の(複数トラックのある)カンファレンスは、TechRAMEN 2024 Conferenceでした。
そして、今年のTechRAMEN 2025 Conferenceでは、初めてカンファレンススタッフを経験し、初めてカンファレンス登壇ができました。
カンファレンスとはどういうものかを知り、大きく価値観の変わる体験ができたTechRAMENに、今年はスタッフとして参加できたことがすごく嬉しかったです。
また、昨年は、知り合いがほとんど居なくて不安ながらに参加しましたが、当時の写真やXのポストを見返してみると、今となっては知っている方ばかりで、この1年のコミュニティの出来事を思い返して、感慨深い気持ちになりました。
この1年の間にたくさん素敵な人たちと出会えたんだなと思いました。ふつつかものですが、これからもよろしくお願いします。
さいごに
改めて、キーノートも、各登壇も、n=1の話がたくさんのカンファレンスでした。
1日を通して、自分を見つめ直しながら、今の方向で頑張って良いんだと背中を押してもらえた気持ちになりました。コミュニティの暖かさも感じました。
改めて、ゲストのお二方、スタッフチームの皆さん、来て下さった参加者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
この日の思い出を糧に、明日からも頑張っていきます!